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東京実業高等学校
東京実業高等学校
(とうきょうじつぎょうこうとうがっこう)

東京都 大田区 / 蒲田駅 /私立 / 共学

口コミ投稿

偏差値:42 - 48

口コミ: ★★☆☆☆

2.21

(74)

東京実業高等学校 インタビュー

東京実業高等学校インタビュー 創立102年!コース再編による専門的な学びから難関大学進学まで多様なカリキュラム、盛んな国際交流や課外活動が特徴
金井さん(1年)/金藤さん(1年)/宮崎さん(2年)/宮田さん(3年)/寺岡しのぶ先生/小山雄将先生
※2024年9月インタビュー時のものです。
コース新設&再編で来年度からカリキュラムがさらに充実
写真1
コース新設&再編については小山先生からお聞きしました
【小山先生】 本校は創立102年を迎えました。実業高校としてスタートした本校では、普通科だけでなく、商業や工業の専門科目を学ぶ事ができるコースがあるのが特色です。近年、普通科の生徒の学力層が多様になってきており、難関大学受験のサポートから部活との両立など、学校に対するニーズも幅広くなってきました。そうした生徒のニーズにこたえるべく、2025(令和7)年度入学生より、コース再編を行います。
新たに設ける「特別進学コース」では、私立大学の3科受験に焦点を当て、受験科目比率を高めたカリキュラムで学習を進めて難関大学への進学を目指します。放課後講習や長期休暇講習、東大の先生方の特別講義、授業内でのDMM英会話などを通して充実した学びが実現できるコースです。従来の「探求コース」と「総合コース」は「総合進学コース」に改め、特進コースと同様のカリキュラムに取り組みながらも部活動との文武両道が可能な「Ⅰ類」、国数英で学び直しの時間を設けることによって中学までの学習内容に不安のある生徒も基礎から学ぶことのできる「Ⅱ類」、サッカー部との両立を目指す生徒のための「Ⅲ類」の3つに分けます。毎年の進級時にはコースアップのチャンスも設けるので、学ぶモチベーションにもつながるでしょう。
 その他の普通科ビジネスコース、機械科機械システムコース、電気科電気システムコース、電気科ゲームITコースにおいては、これまで通り専門性を確保しながら、大学進学への対応もより積極的に行っていきます。
これまでも本校は生徒や保護者の方々に指導の手厚さを評価されてきましたが、今回、コースを細分化することで、生徒一人一人の学力や志望に合ったより丁寧な指導が可能となり、一人一人の可能性を伸ばすことにつなげられるものと思っています。
本校は全部で8コースの学校へと進化します。選択肢が多様ですので、きっとやりたいことが見つかる学校だと考えています。
東京実業高校を選んだ理由と入学後の感想
写真2
24年度入学の金井さんと金藤さん
【金藤さん】 私は学校説明会で「フェニックスプログラム」を知り、それを受けたいと思ってこの学校を選びました。「フェニックスプログラム」は本校独自のキャリア教育で、自分の興味・関心や強み・弱みなどを知った上で将来設計につなげるというものです。高校生活の中で将来の進路をしっかりと決めたい、また人生のプランは早く考え始めた方がいいだろうなと思っていたので、1年次から始まるこのプログラムにとても興味がありました。今は毎月目標を立て、実際にどれくらい実行できたかなどを記録しています。最初は自分で自分を管理するのが難しかったのですが、達成率を高めたいと思うようになり、しっかり行動できるようになってきたと思います。将来設計や目標から今を見つめることで、やるべきことがはっきりすることもモチベーションに繋がっています。
【金井さん】 私は部活の種類の多さに魅力を感じて入学しました。今はマンガ研究部に入っていますが、他にもeスポーツ部など興味のある部活がたくさんありました。部活では同学年だけでなく先輩とも仲良くでき、とても居心地がいいです。みんなで漫画を合作するのも楽しいですし、またイラストや漫画のコンテストなどへの出品も応援してくれるので、そういうチャレンジができるのもいいと思います。部活は週2回程度で、勉強や他の課外活動とも両立しやすく、私は「交換留学生歓迎委員会」にも入りました。本校には交換留学制度があり、2年に一度、6週間の日程でアメリカから留学生が来ます。その歓迎会やイベントなどを行う委員会なのですが、活動するうちに、交換留学に行ってみたいという気持ちがとても強くなりました。
本文2の下の追加写真
50年を超える歴史をもつ交換留学制度
写真3
コロラド州ボルダーとの交換留学に参加した宮田さん
【寺岡先生】 本校では1967年から、アメリカ合衆国コロラド州ボルダー地区教育委員会と提携し、隔年でアメリカと日本を行き来しながら、異文化理解とグローバルな視野を広げています。昨年度は7名の本校生徒がアメリカに行き、本年度は8名の生徒がアメリカから来日しました。6週間の留学を通じ、渡米した生徒はもちろん、留学生を学校全体で受け入れることで、すべての生徒が異文化交流を体験します。
【宮田さん】 私は昨年、高2の時に交換留学に行きました。「異文化理解」が留学制度の目的のひとつだということで、子どもの頃から地域の行事で親しんでいた「獅子舞」をアメリカで披露し、アメリカからも何かを持ち帰ろうと思って応募したところ、筆記試験と面接に合格することができました。留学生に選ばれてから実際に行くまでの間には、英会話はもちろん、コロラド州の歴史を学ぶなどの講座を学校が用意してくれ、しっかり準備を整えて渡米できたので安心でした。現地では学校での授業に加え、ホームステイ先のホストファミリーとの交流を通じて英語力を磨くことができたと思います。留学を通して一番勉強になったのは、相手に敬意を払い尊重しながら、自分の意志もしっかり伝えるというアメリカ人らしいコミュニケーションだったと思っています。獅子舞も、日本では怖がられたりすることもあるのに、現地では逆に「うちの犬にしぐさがそっくり」などしっかりと見てもらえ、日本文化の一端を伝えることができたのではないでしょうか。
グローバルな精神を育む英語教育環境
写真4
国際交流部長を務める寺岡先生にお聞きしました
【金藤さん】 私も金井さんと同様に交換留学を希望しているので、英語の勉強には力を入れています。探究コースでは月に8回、DMM英会話というオンラインでマンツーマンの英会話レッスンを受ける機会があるので、その時間が楽しみです。(2025年度以降は特別進学コースで実施。)リスニング力がついてきた感じがしますし、特にスピーキングは自分一人では練習するのが難しいのでとても助かっています。また、部活は英語部に入りました。今は英検対策をしていますが、留学生が来た時には学校を英語で案内するなど、交流のチャンスがあります。
【金井さん】 学校にはコロラド州出身のエイミー先生という英語のネイティブの先生もいらっしゃいます。英会話の授業を受けるだけでなく、校内のホールの一角に「English Area」という場所があり、放課後にはエイミー先生がそこにいるので、誰でも気軽に行ってジェンガやUNOなどのゲームをしたり、先生と話をしたりできます。一人で行ったり、友達と行ったり、私も結構ひんぱんに訪れています。
【寺岡先生】 DMM英会話の導入は今年度からですが、英語に苦手意識を持っていた生徒も、少しずつ英語で会話することへの心理的な壁が低くなってきているように感じています。交換留学生が来た時にも、英語でしっかりコミュニケーションをとろうとする生徒の姿が多くみられました。エイミー先生との交流の機会も生かして、将来にわたって使える生きた英語力やコミュニケーション力を身に着けてほしいと願っています。
モノづくりを通して人の役に立ちたい ― 機械システムコースでの学び
写真5
機械システムコースの宮崎さん
【宮崎さん】 私は機械科の機械システムコースに在籍しています。小さい頃からモノを作るのが好きで、段ボールでおもちゃを作ったりしていました。中学ではロボットなどを扱う工学系の部活をやっていたので、そのまま工学の道に進みたいなと思っていたところ、東京実業高校の機械科では電気のことも学べることがわかり、幅広く学びたいと思って入学しました。実際入学してみると、様々な資格取得講座があったのもよかったです。私は電気工事士の二種を取り、次は一種に挑戦します。
学校で何より楽しいのは、課外活動として様々なことにチャレンジさせてもらえることです。私は今年度「BRAVE」という小型ロボットの競技会に参加するため、チームでロボットの制作に取り組んでいます。ロボット同士を戦わせるバトルロイヤルで、結構迫力があります。他にも「Honda エコ マイレッジ チャレンジ」という、1リッターのガソリンで何キロ走行できるかに挑戦する大会などにも出てみたいと思っています。
 実は入学当初は勉強も得意ではなかったので、高校を卒業したら工学関係で就職しようと思っていました。でもこの学校の授業を受けるうちに内容が理解できるようになり、成績も上がってきました。そして機械や設計のことをもっと学んで人の役に立つものを作りたいという気持ちが強くなり、大学の機械工学科を目指すことにしました。機械システムコースでは専門科目と一般教科をバランスよく学べ、受験のサポートも手厚いので、頑張ってみたいと思います。
学校の魅力と未来の後輩へのメッセージ
写真6
【金藤さん】 他の学校に行っていたら受験勉強ばかりになっていたかなと思うことがあります。私はもともと、高校はしっかり勉強できるところがいいと思っていたのですが、本校では受験勉強はもちろん、それ以上の学びが充実していると思います。オンラインやネイティブの先生との英会話もそうですし、「東大講座」といって東京大学の先生方の講義をzoomで受けることもできます。様々な学問について知ることができるので、将来の選択肢が広がっていくのを感じます。
【金井さん】 大学進学へのサポートが手厚いのが魅力のひとつだと思います。夏休み講習や放課後講習などで、学校でしっかり勉強ができるのも安心できます。また、クラスみんなが仲良く、先生方とも気軽に話せて、よい環境にいるなと思っています。
【宮田さん】 僕が行った交換留学を始め、多種多様な課外活動があるところが魅力です。また、様々な資格取得の後押しをしてくれるのもありがたいです。英検、漢検、数検などはもちろん、普通科の生徒でも電気工事士などの資格も取れます。先生と生徒の距離が近いので、資格や課外活動の情報もタイムリーに教わることができるので、興味を持ったものには積極的にチャレンジしていくと、楽しい学校生活になると思います。
【宮崎さん】 機械システムコースは実習も豊富で、就職しても進学しても即戦力になれるような力がつくと思います。また、部活だけでなく、私のやっているロボット競技などの課外活動ができることがやっぱり魅力です。もちろん先生と相談が必要ですが、「これをやりたい」という熱い思いがあれば応援してくれる学校なので、ぜひここに来て、やりたいことを探してください。

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