生徒が希望する進路の実現を一番大切に
本校で一番大切にしているのは、生徒が希望する進路の実現です。教員は皆それを目標に全力で取り組んでいます。キャリアガイダンスの実施や、年に最低5回は行う個人面談を通してフォローしています。進路は現状の偏差値や成績からではなく、生徒本人がどういうことを勉強したいのか、将来どのように生きていきたいのかを徹底して考えて絞り込みます。指定校推薦であっても成績だけを理由に薦めるということはしません。また、他の本校の良い点ですが、駅から近く、通学の負担が少ないこと、高校単独校で皆が同じスタートラインというのも良いと言われています。部活動も活発で、クラブ活動を目標に入学する生徒もいます。全国大会出場経験があり、関東大会には連続出場を続ける陸上部駅伝チーム、全国優勝経験もあるチアダンス部、都大会でも上位に食い込むサッカー部は恵まれた人工芝グラウンドで日々練習をしていますが、その他多くの部活動で多くの生徒が頑張っています。
「第一志望届」の作成を軸に目標を定めて勉強に取り組む
本校では、生徒が希望する進路の実現を大事にしていますが、それはこのように進みます。1年次はキャリアガイダンスを通して、例えば「経済方面」「文学部系統」といった大まかな分野を定めて「分野志望届」を作成します。そして2年次になって、具体的に2~3の大学まで絞ってオープンキャンパスなどを通して、比較しながら理解を深めます。本校でも、大学の先生が行う「大学説明会」、OBの大学生による「みらい探究」というイベントなど、生徒が学べる機会を提供しています。2年生の終わりには、「自分が将来やりたいこと」と志望大学・学部・学科を決めて、「第一志望届」を作成します。これは、担任だけでなく、進路部長、学年主任が連携して生徒の志望情報を共有します。このように方向をしっかり決めるため、3年生では集中して学習を進められるのです。昨年は、コロナ禍の中で、一部出来ないイベントもありましたが、WEB会議ツールを使って生徒一人ひとりとしっかりコミュニケーションをとって進めることができました。
自信を持って目標に向かって努力できるように
本校では基礎学力の充実を重視しています。都立の併願校でもありますが、「落ちて本校に来た」という生徒は自信を失っていて、自分の成績を理由にして夢を諦めてしまうことがあります。しかしコツコツやってテストで点も取れてくるようになると自信がついてきます。すると自分が目標としたことに努力できるように変わっていくのです。「この大学に行ってよかった」と卒業生が話してくれるのが一番嬉しいです。大学を探すことを通して、自分の周りの情報を集める、自分で見つけていく力を身につけて欲しいです。これからの変化の大きい時代、困難に直面したときに自分でしっかり生きていく力を身につけてほしい。そして、将来にわたって自分らしく生きてほしいと願っています。